医療の質・安全学会事務局 03-3263-5886

 

医療の質・安全学会
第3回 『学際的医療研究のための入門講座:
がんと痛み』 ご案内

主催:医療の質・安全学会・学際共同研究推進WG
共催: テルモ株式会社

 世界規模で医療の質・安全の保障が急務とされる中,実際に医療の安全を保ち,質を向上させていくために,医療関係者の努力ばかりでなく,他領域の研究者・実践者が医療現場に入って活動をしていくことが期待されています.しかし,残念なことに,とりわけ日本においてはそうした「医療以外の分野から,人が医療の現場に入っていくこと」の経験が浅く,「入っていきたいのに入っていけない」医療外領域の人と「入ってきてほしいのに,入ってきてくれる人が見つからない」医療領域がいるという膠着状態があるように思われます.そこで医療の質・安全学会では,医療にかかわる学際的共同研究を支援・推進していくワーキンググループを創設し,2007年度よりその活動の一つとして,これから医療研究に踏み出していきたい非医療系研究者に対する「入門講座」を行っています.

 2009年度第3回からは,非医療系研究者のための「医療入門講座」と同時に,医療系で研究を目指す皆さんのための「学際研究入門講座」としての意味も含めて,「学際的医療研究入門講座」とし,医療関係者の方の参加も呼びかけていくこととしました.

 今回は,標題として「がんと痛み」という表現をとっていますが,「がんに代表されるさまざまな病」の「痛みに代表される,さまざまな患者自身の体験・経験・感覚」について,2日間の講座の中でともに考えていく場にしていきたいと思います.例年どおり,1日目は医療現場に入って研究をしていくために役立つ基礎知識を得ることを目的として,専門家による講義です.その上で,2日目に「患者の語り」「患者の言葉に表われる痛み」についての研究事例をお話いただいたあと,ワークショップの形式で「どんな研究を,どのように進めていくことができるか」について,議論をしていく予定です.また,ワークショップでの討議の成果は,11月に開催予定の医療の質安全学会学術大会でのシンポジウムとして,公開・発展させていきたいと思います.

 医療現場と他領域の研究者をつなぐ第一歩としての入門講座に,ぜひご参加ください.

日時: 2009年9月16日(水)10時 〜 17日(木)17時(合宿形式)
場所: テルモ(株)プラネックス (神奈川県足柄上郡中井町)
      #小田急秦野駅・JR二宮駅北口からタクシーで10分
     http://www.terumo.co.jp/company/development/pranex.html

宿泊: グランドホテル神奈中秦野
     http://www.grandhotel-kanachu.co.jp/hadano/

テーマと講師:(敬称略)

・がんとは何か&がんの治療(がんの基礎+臨床医学):小林一彦先生(JR東京総合病院)
・がんの疫学から予防・早期発見のための検診・啓発へ:中村利仁先生(北海道大学)
・緩和医療・疼痛管理とは何か:堀夏樹先生(NTT病院)
・がん看護:中山康子先生(NPO法人 在宅緩和ケア支援センター“虹”)

WS
情報提供 (2日目の午前中に40分ずつ)
・「がん患者の語り」データベース(DIPEx-Japan):佐久間りか・澤田明子(DIPEx-JAPAN)
・ がん疼痛管理研究の中で得られた患者の言葉:三井さよ

WSテーマ案 ※検討中
A 「患者の語り」は,どのように研究にしていけるのか
B ものづくりに「患者の声」をどう生かすか:「しょうがない」で封じられている患者視点を探る

対象:

医療研究に興味を持つ社会科学系(社会学・心理学・認知科学ほか)ならびに工学系(人工知能,人間工学ほか)の若手研究者,医療現場からの研究を学際的に展開していくことに興味を持つ医療関係者,併せて30名程度.

・医療の質安全学会および各学会に対して公募し,希望者が多いときには,書類選考を行います.
・ 原則として,全日程に参加できる方を優先いたします.

参加費(合宿形式):

9月16日昼食〜9月17日昼食の1泊4食を含みます.  
宿泊は「グランドホテル神奈中秦野」です.
学生(大学院生) 8,000円
任期付き/非常勤有職者 10,000円
テニュア付き*有職者 15,000円
      *「テニュアとは「定年までの長期雇用」を指します
・現地までの交通費は各自のご負担でお願いします。
・この参加費は,宿泊代・食費など「実費の一部」をご負担いただくものです.その他の経費は主催・共催で負担しており,収益事業ではないことをご理解ください.

スケジュール(予定): (敬称略)

1日目 9月16日(水)
10:00-10:10 趣旨説明
10:10-11:40 がんとは何か&がんの治療(がんの基礎+臨床医学):
             小林一彦先生(JR東京総合病院)
11:40-12:45 昼食 [ ⇒ 昼食時にグループ分け連絡]
12:45-14:15 がんの疫学&予防・早期発見のための検診・啓発:
             中村利仁先生(北海道大学)
14:30-16:00 緩和医療・疼痛管理とは何か:堀夏樹先生(NTT病院)
16:15-17:45 がん看護:中山康子先生(NPO法人 在宅緩和ケア支援センター“虹”)
18:00-20:00 懇親会(夕食) 20:15 宿舎へ

2日目 9月17日(木)
9:30-11:00 がんと痛み:話題提供2題
          「がん患者の語り」データベース(DIPEx-Japan):
            佐久間りか・澤田明子(DIPEx-JAPAN)
          がん疼痛管理研究の中で得られた患者の言葉:三井さよ
11:00-12:00 プラネクス見学会
12:00-13:00 昼食
13:00-15:00 WS-分科会
15:00-17:00 分科会報告と全体討論
17:00-17:10 closing

応募方法

以下の情報を記載した応募文書(別途応募ファイル参照)をEメールで送付してください。

  1. 所属・連絡先
    ・氏名(和・英文),年齢,性別
    ・所属・身分(指導教員がいる場合は指導教員名までお願いします)
    ・所属学会名,参加枠組
    ・連絡先(e-mail, 住所, TEL/FAX,緊急連絡のための携帯電話・携帯メイル)
    ※別紙の個人情報の取り扱いについてごらんいただき,ご同意の上,ご提出ください.

  2. 応募動機と医療研究に対する興味
    ・今回の入門講座に応募した理由,ならびに,今現在,興味を持っている医療の質・安全に関連する研究テーマについて,3行200字程度にまとめてください.この自己紹介文は全参加者に配布する参加者一覧に掲載させていただきます.
    ・各専門領域について,これまでどのような研究目的をもって研究を進めてきたか,どのような成果を上げてきたか,またこの入門講座への参加の目的や興味を持っている医療関係の研究テーマについて,1000字程度に簡単に記述してください.具体的な研究業績のある方は,併せて最近5年間の主たる業績を3〜5点挙げてください.
    ※書類審査となった場合にも,「医療研究に関する」事前知識の量や業績の量は問いません。医療研究に対する興味と各専門領域におけるこれまでのご研究を審査の対象とします。

応募先:シーオーエルエルエイビー@qsh.jp※SPAM防止のため,アドレスを画像にしています

e-mailのSubject(用件)欄に『QSH入門講座申込』と入れてください.またメイル配送トラブルを防ぐため,必ずご自分でも送信記録を取ってお送りください.メイルを受け取り次第,受領メイルを出しますので(最大で2日程度遅延する場合があります),3日たっても受領メイルが届かない場合は,再度ご連絡をください.

応募締切:2009年7月31日(金)午後4時

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