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医療の質・安全学会 特別講演会 「信頼される医療をめざして」 講師 リアム・ドナルドソン卿 

<プログラム>
14:00  開会

1. 開会の辞

2. 医療の質・安全学会からのお知らせ

3. 特別講演 「信頼される医療をめざして −”World Alliance for Patient Safety” (WHO)
             and “Clinical Governance” in UK」

 

講師 リアム・ドナルドソン卿 
      (WHO患者安全プログラム議長、英国主席医務官)
司会 高久史麿 (理事長/自治医科大学学長)

4. 医療安全に関する日本の取組みの紹介
  - 「日本における有害事象の発生頻度に関する疫学研究
  −国際比較を通してー」 
   小林美亜 (医療科学研究所研究員)
  - 「日本のヒヤリハットと事故報告制度について」
  木村真子 (日本医療機能評価機構
      医療事故防止センター医療事故防止事業部企画調整課長)

- 「投薬事故防止について」
  土屋文人 (医科歯科大学歯学部附属病院薬剤部長)

 

- 「医療の質・安全の向上をめざすNDPの取り組み」
  上原鳴夫(東北大学大学院医学系研究科国際保健学分野教授)


5. パネル討議

 

司会 武田 裕 (大阪大学大学院医学系研究科生体情報医学教授)
    嶋森好子 (京都大学医学部附属病院看護部長)

17:00   閉会


<講師紹介>

1998年より、イングランド主席医務官および英連邦主席医を務める。主席医務官のポストは1855年の設立からいまだわずか15人目という重要かつ歴史的なポストである。就任以来、国の包括的保健戦略や、幹細胞研究の規制に関する法律の提案、患者安全の包括的プログラムの導入など、保健、医療、医学の幅広い分野において革新的な報告書を多数著している。

リアム卿は次の3つの業績によって有名である。 第一は、公共の場の禁煙区域の必要性、肥満の危険、過度の飲酒の問題に関し先駆的な報告を行っていることである。 第二は、現在医療界において国際的に認められているクリニカルガバナンスの概念を作ったことである。
第三は、医療システムにおける患者安全の問題について国際的にリーダーシップを発揮していることである。報告書‘An organization with a memory’は、英国の医療安全政策を方向づけるものであり、また、WHO患者安全プログラム(World Alliance for Patient Safety)の議長として世界的な影響を及ぼしている。

リアム卿は英国の12の大学からの名誉博士号など多数の公的な栄誉を受けている。保健、医療に関して広範囲の著作や研究を行なうとともに、多くの会議で基調講演を行なっている。

<当日風景>

 

 

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