医療の質・安全学会事務局 03-3263-5886

 

本講座へのお申し込み受付は締め切りました。

医療の質・安全学会
第1回 『学際的医療研究のための入門講座』
ご案内

主催:医療の質・安全学会・学際的共同研究推進WG
共催: テルモ株式会社

 世界規模で医療の質・安全の保障が急務とされる中,実際に医療の安全を保ち,質を向上させていくために,医療関係者の努力ばかりでなく,他領域の研究者・実践者が医療現場に入って活動をしていくことが期待されています.しかし,残念なことに,とりわけ日本においてはそうした「医療以外の分野から,人が病院に入っていくこと」の経験が浅く,「入っていきたいのに入っていけない」医療外領域の人と「入ってきてほしいのに,入ってきてくれる人が見つからない」医療領域がいるという膠着状態があるように思われます.
 そこで医療の質・安全学会では,医療にかかわる学際的共同研究を支援・推進していくための活動を検討・実践していくためのワーキンググループを創設いたしました.2007年度はその活動の第一歩として,「これから医療研究に踏み出していきたい非医療系研究者」に対する入門講座を開催します.
 医療に興味がある,しかし様子がわからないので入っていけない,あるいは入っていくことに不安があると感じている周辺領域の若手/中堅研究者を中心に,そもそも医療とはどのような活動なのか,その現場はどのように動いているのかを,各領域の第一人者に語っていただき,さらに相互の議論の中でどのような学際研究が可能であり,必要とされているのかを検討していく場にしていきたいと考えています.できるだけ「医療現場の雰囲気」を伝えていくために,テルモ(株)のプラネックスをお借りして,病室,手術室,薬局といった仮想的な「病院の空間」の中でそうした講義・議論を展開していくことも今回の入門講座の新しい試みです.
 医療現場と他領域の研究者をつなぐ第一歩としての入門講座に,ぜひご参加ください.

日時: 2007年8月9日(木)10時 〜 10日(金)17時(合宿形式)
場所: テルモ(株)プラネックス (神奈川県足柄上郡中井町)
     #小田急秦野駅・JR二宮駅北口からタクシーで10分
     http://www.terumo.co.jp/company/development/pranex.html
     http://www.terumo.co.jp/company/place/map.html#shounan

宿泊: はだの・湯河原温泉 万葉の湯
     http://www.manyo.co.jp/hadano/

講師:(敬称略,あいうえお順)

青木則明(東京大学医学部附属病院UMINセンター:テキサス大学健康情報科学大学院)
嶋森好子(慶應義塾大学看護医療学部)
高木安雄(慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科)
土屋文人(東京医科歯科大学歯学部附属病院薬剤部)   他

対象:

医療研究に興味を持つ社会科学,心理学・人間工学・認知科学,工学系の若手研究者30名程度.

  • 医療の質安全学会および各学会に対して公募し,希望者が多いときには,書類選考を行います.
  • 原則として,全日程に参加できる方を優先いたします.

応募締め切り: 2007年7月8日(日)

参加費(合宿形式):

8月9日昼食〜8月10日昼食の1泊4食を含みます.
宿泊は「はだの・湯河原温泉 万葉の湯」の洋室シングルです.
学生(大学院生) 8,000円
任期付き/非常勤有職者 10,000円
テニュア付き*有職者 15,000円
   *テニュアとは「定年までの長期雇用」を指します

  • 現地までの交通費は各自のご負担でお願いします。
  • これの参加費は,宿泊代・食費など実費の一部をご負担いただくものです.不足分は学会・テルモ株式会社・ご寄付などで補っていく予定です.収益事業ではないことをご了解ください.

スケジュール(予定):

1日目 8月9日(木)
1000-1030 趣旨説明とPranexの紹介
1030-1230 看護の目から見た医療・病院と研究課題(嶋森先生)
1330-1530 薬剤師の目から見た医療・病院と研究課題(土屋先生)
1600-1800 医師の目から見た医療・病院と研究課題(青木先生)
1830-1900 ポスターセッション:これまでの研究成果発表
1900-2100 懇親会@ポスター会場:講師と受講生の議論の場として

2日目 8月10日(金)
930-1130 日本の医療制度概論(高木先生)
1230-1500 医薬機器メーカーの目から見た医療と研究課題(テルモ)+施設見学を含む
1500-1700 パネルディスカッション:医療現場での学際研究に必要なもの

応募方法

以下の情報を記載した応募文書(応募ファイル参照)をEメールで送付してください。

  1. 所属・連絡先
    ・氏名(和・英文),年齢,性別
    ・所属・身分(指導教員がいる場合は指導教員名までお願いします)
    ・所属学会名,参加枠組
    ・連絡先(e-mail, 住所, TEL/FAX,緊急連絡のための携帯電話・携帯メール)
    ※別紙の個人情報の取り扱いについてごらんいただき,ご同意の上,ご提出ください.

  2. 応募動機と医療研究に対する興味
    ・今回の入門講座に応募した理由,ならびに,今現在,興味を持っている医療の質・安全に関連する研究テーマについて,1000字程度でまとめて記述してください。
    ・各専門領域について,これまでどのような研究目的をもって研究を進めてきたか,どのような成果を上げてきたかを簡単に(1000字程度)記述してください.具体的な研究業績のある方は,併せて最近5年間の主たる業績を3〜5点挙げてください.
    ※審査となった場合,医療研究に関する事前知識の量は問いません。医療研究に対する興味と各専門領域におけるこれまでのご研究を審査の対象とします。

応募先:シーオーエルエルエイビー@qsh.jp※SPAM防止のため,アドレスを画像にしています
e-mailのSubject(用件)欄に必ず『学際的医療研究入門講座申込』と入れてください.またメール配送トラブルを防ぐため,必ずご自分でも送信記録を取ってお送りください.メールを受け取り次第,受領メールを出しますので(最大で2日程度遅延する場合があります),3日たっても受領メールが届かない場合は,再度ご連絡をください.

 

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